印鑑の知識 by 上野印房手彫り印鑑職人上野雄一のブログ

個人印鑑の選び方

個人の印鑑は用途から主に3つに分けられます。
実印・・・役所に登録した印鑑。
銀行印・・・金融機関に登録した印鑑。
認印・・・普段使いの印鑑。

実印

実印 役所に登録した印章を「実印」といいます。高額な取引や重要な書類に使います。
大量生産の同形印やシャチハタ・ゴム印などは実印として登録できません。
一生を通じた「自分の証」となりますので、納得できるものをご購入ください。
■彫刻する文字
姓名・・・◎ 姓のみ・・・△ 名のみ・・・△
他人はもとより家族と混同しないためにも姓名を彫ったものがよいでしょう。
姓のみ・名のみの印鑑は、自治体によって印鑑登録できない場合があります。 登録先の自治体にお確かめの上、ご購入下さい。
■書体
条例では「楷書、行書、草書、てん書、れい書、古印体等いずれでもよい」となっています。
この6書体であれば登録には問題ありませんが、てん書をお選びになる方が多いです。
古くから篆刻で使われている書体で、長い歴史の中で培われた多彩な表現があることと、 第三者から読みづらい点で選ばれています。
■大きさ
条例では「8mmの正方形に収まらないもの。25mmの正方形に収まるもの」となっています。
一般的には15mmを目安に12mm〜18mmがほとんどです。
長さの規定はありませんが、一般的には60mmが多いです。
■材質 印鑑の材質について
主に使われているのは、柘、黒水牛、牛角、象牙です。
ゴム印、浸透印(シャチハタ)、やわらかい木など変形しやすいものは、印鑑登録できません。

銀行印

銀行印 金融機関に登録した印を銀行印と言います。口座開設、金融取引などに使います。
財産を預かりますので、実印同様重要な印鑑です。
銀行印に法的な決まりはありませんので、各金融機関の指定に従ってください。
■彫刻する文字
姓名・・・○ 姓のみ・・・◎ 名のみ・・・○
姓のみを彫刻するのが一般的です。姓名、名のみでも可能です。
■書体
実印同様、てん書をお選びになる方が多いです。
■大きさ
一般的には12mmを目安に10mm〜18mmがほとんどです。認印と区別する意味で認印より大き目を選ばれるとよいでしょう。
■材質 印鑑の材質について
主に使われているのは、柘、黒水牛、牛角、象牙ですが、朱肉をつけて押印するものならほとんど登録できます。 ゴム印、浸透印(シャチハタ)、やわらかい木など変形しやすいものは登録できません。

認印

認印 荷物や書類の確認など日常最も使われる印章です。
現在はシャチハタに代表される浸透印や大量生産の既製品が使われていますが、 浸透印などは使用できない書類などもありますので、うまく使い分けられるといいでしょう。
■彫刻する文字 姓名・・・○ 姓のみ・・・◎ 名のみ・・・△
第三者が認めやすいということで苗字を彫刻する場合がほとんどです。
同じ苗字の方と混同しやすい場合、フルネームや名のみで作ります。
■書体
第三者から読みやすい書体がいいでしょう。
■大きさ
10.5mmか12.0mmが多いですが、お好みでかまいません。
■材質 印鑑の材質について
お好みでかまいません。
事務などで頻繁にご使用になる場合は、黒水牛・牛角がやや欠けにくいです。 機械彫りでもよろしければ、チタンなどさらに頑丈なものもあります。 (チタンなどは頑丈すぎて手で彫ることも仕上げることも出来ません。当店では取り扱いがございません)

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